バンバンと腹に響く銃声が続く中、床に伏せて泣き叫ぶ生徒たち。米南部フロリダ州で「最も安全な町」とも言われるパークランドの高校で１４日午後（日本時間１５日未明）に発生した銃乱射事件では少なくとも１７人が犠牲になり、米国社会にはびこる深刻な銃暴力からは教育の場も逃れられないという現実が改めて浮き彫りになった。【高木香奈、ニューヨーク國枝すみれ】
「オー・マイ・ゴッド（神様）！」。数十発の発砲音のただ中で男子生徒の叫びや助けを求める女子生徒らの声が続く。米主要テレビが放送した、発砲現場とされる動画が映し出した情景だ。現場のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校では重体３人を含む１４人が負傷しており、近年高校で発生した銃撃事件としては、最悪級の被害だ。
https://mainichi.jp/articles/20180215/dde/041/030/046000c