その後の知事による各会派の控室への挨拶回りでも、都議会自民党は幹事長と政調会長が欠席。
(他の会派はきちんと幹事長が対応)
ナンバー3の総務会長が
「たまたまいたから、対応しただけ」
というコメントとともに、知事へ渋々と挨拶を交わしている姿が報道されました。
さらに都議会議長(自民党)への訪問の際も、議長が恒例の記念撮影を断ったようです。
…小池百合子新知事は、
「知事になったからには現実的に、連携できるところは連携したい」
というメッセージを出しています。
都民の意を受けた都知事にあからさまな対立姿勢を示しているのは、一体誰なのか。
これはぜひ、都民の皆さまに覚えておいていただきたいと強く思います。
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さらにもう一つ申し上げておきますと、
出迎える現場では都職員がしきりに
「都議会議員の先生方は後ろの方で…」
「行政主催のセレモニーなので、副知事の後ろに立ってください」
と、我々を排除しようと試みてきました。
何も都議会議員の方がエライのにけしからん!というつもりはまったくありませんが、
これには大きな違和感があります。出迎える順番は、都議会議員が最初というのが通例でした。
「前回は知事の出迎の順番は都議会議員が先で、その後に副知事ですよね?」
「行政主催のイベントですので、副知事を先にさせてください」
「以前までは違いますよね?なぜですか?」
「前回までは義を尽くさせていただいて、そうしていたんですけども」
「自民党がいないと、義は尽くしていただけないんですか?我々も同じ都議会議員なのですが?」
「……」
というやり取りが、都職員幹部と我々との間で行われました。
私たちがテコでも移動せずに出迎えたので、たぶん彼らはその後に
「とある勢力のドン」にめちゃくちゃ怒られたのではないでしょうか(苦笑)。
確かに都知事は都職員たちのトップですから、副知事が先に出迎えるというのが
通例になっているのなら我々も何も言いません。ですが今回は都議会の「とある勢力」が
「都議会にまったく歓迎されない都知事」
という『絵』を作ろうとして、なんらかの政治的圧力をかけていたことは明らかです。
そうでないなら、前回との違いを明確に説明していただきたいと思います。
都職員はまず都民、そしてその民意に選ばれた都知事の方を向いて仕事をする存在です。
それが都議会の一部勢力の意を「ブラックボックス」の中で受けて行動しているとすれば、
これは非常に不健全な状態ではないでしょうか。