この惨状では事故でもあったら、それこそ国際的に恥をかく。監査院は完全性の補強案の策定を勧告。中峯アルペンスキー競技場については「全面的な再検討に着手しており、アイスホッケー第2競技場では屋根の部材を補って施工するという話を聞いている」と朝鮮日報は関係者の話を報じる。
補修するにしても資金があるのか。五輪組織委員会は必要な経費を過小に見積もりすぎたり、国際放送センターの撤去費用や電気料金など8分野の事業費711億ウォンを計上しておらず、2244億~2944億ウォンの事業費不足が予想されるという。
五輪の総収入は2兆2731億ウォンで、総支出も同額に設定されている。赤字が発生した場合は当然、政府が補填することになる。
最近も五輪委が政府に6000億ウォン以上の追加支援を要請したことが明らかになり、経費削減の努力を怠るなどしていながらの行動に「恥知らず」と批判を買ったばかり。膨らむばかりの五輪事業費に、国民は「国民の負担ばかり増える五輪なんて本当にやめて」と切実な声を上げるばかりだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000514-san-spo