【科学】すばる望遠鏡が解明、本当に50億光年の彼方からやってきていた‐謎の天体・高速電波バースト #1

1名無しさん@Next2ch:2016/03/04(金) 13:58:20.58 ID:Rhuz/Cg6

http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/13962/

発表のポイント
高速電波バーストと呼ばれる謎の天体をすばる望遠鏡で追観測し、母銀河を発見して距離が50億光年という宇宙論的遠方であることを明らかにした。
今まで謎に満ちていた新種の天体現象について、史上初めて母銀河を発見し、距離を明らかにした。
高速電波バーストの正体の解明と、宇宙論研究への応用を目指して今後、研究が大きく発展することが期待される。
発表概要
電波望遠鏡(注1)夜空を観測していると、継続時間がわずかに数ミリ秒という極めて短い、「高速電波バースト(Fast Radio Burst=FRB)」という謎のフラッシュ現象が起きます。数年前に発見されたばかりで、観測された電波の特徴から、パルサー(注2)などの銀河系内の既知天体ではなく、銀河系外、しかも50~100億光年という宇宙論的な遠距離(注3)からやってきていることが示唆されていました。しかし、直接的な距離測定はこれまで全く例が無く、実は天体現象などではなく地球大気における発光現象ではないかという主張すらありました。

今回、東京大学や国立天文台などを含む国際研究チームは、オーストラリアのパークス電波天文台が発見したFRBに対してすばる望遠鏡で追観測を行い、初めてFRBが発生した遠方の銀河を突き止め、その距離が50億光年という遠距からやってきていることが示唆されていました。しかし、直接的な距離測定はこれまで全く例が無く、実は天体現象などではなく地球大気における発光現象ではないかという主張すらありました。

今回、東京大学や国立天文台などを含む国際研究チームは、オーストラリアのパークス電波天文台が発見したFRBに対してすばる望遠鏡で追観測を行い、初めてFRBが発生した遠方の銀河を突き止め、その距離が50億光年という遠距離であることを証明しました。これにより、FRBは本当に宇宙論的遠距離にある巨大な爆発現象であることが明らかになり、また、宇宙における通常物質(バリオン)の大半が未検出だったという、宇宙論上の「ミッシングバリオン問題」が解決しました。今後、FRBの正体を明らかにし、また宇宙論研究に応用するため、さらなる研究の活発化が期待されます。

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