生姜以上の温め効果
温かいココアを飲むと体が温まります。この効果、実は想像以上にすごいようなのです。
ココアにはテオブロミンという成分が含まれます。
このテオブロミンには毛細血管を拡げて血行を良くする作用があります。
それによって手足の先などの隅々にまで血液が行き渡り、体を温めてくれるのです。
体を温める食べ物というと生姜が浮かぶと思いますが、驚くことにココアの温め効果は生姜以上です。
ふたつの効果を比べる実験をしたところ、体が温まるまでの時間は生姜のほうが早かったものの
その後の温かさはココアのほうが続きました。
ココアはゆっくりと温まり、その温度を継続させます。
温めの即効性では生姜のほうが優れているものの、持続性はココアのほうがあるのです。
冷え症の方は、一度ココアを試してみてください。
リラックス、集中力アップ効果
ココアに含まれるテオブロミンはカフェインと似た構造を持つ成分ですが
カフェインよりも脳に対して穏やかに働きかけます。
そしてカフェインのように興奮させるのではなく、気持ちをリラックスさせ集中力を上げる効果があります。
またココアの香りにもリラックス効果があります。
香りを嗅ぐことでα波が出て、リラックスし集中力も上がることが分かっています。
記憶力を高める効果もあるようです。
ココアにはカフェインはほとんど含まれません。
そのため寝る前に飲んでも眠れなくなったりすることはなく
リラックス効果によってスムーズに眠りにつけるでしょう。