書籍『その科学があなたを変える』でおなじみのオモシロ心理学者
リチャード・ワイズマン博士のYouTubeチャンネルで知った論文(英文)。
・起き続けるぞと思えば眠れる
どうしても眠れないときは、逆に「起き続けるぞ!」とがんばったほうが速く寝つけるらしい。
・不眠症の患者さんたちで検証
これはグラスゴー大学の実験で、参加者は不眠症の患者さんたちが34人。
全員を2つのグループにわけたうえで、それぞれ以下の指示を
14日間にわたって実行してもらったんですね。
「どうにか眠れるように頑張ってもらう」
「できるだけ起き続けるように頑張ってもらう」
・眠りに入るスピードアップ!!
その結果は明白で、起き続けるように頑張った参加者ほど
結果的には眠りに入るスピードが速くなったらしい。
これは、心理学的には「逆説思考」と呼ばれるテクニックだそうで、ポイントとしては、
「できるだけ目を閉じないようにする」
「横になる以外は何もしない」(TVやスマホは絶対NG)
の2点が大事とのこと。どうも、眠ろうと頑張るほど
「眠れない自分」に意識が向いてあせっちゃうのが
起きようと集中することで気がそれてリラックスできるらしい。