Mr.Childrenが6月4日にアルバム『REFLECTION』をリリース。
同作はCDフォーマットには収まらない約110分、全23曲を1枚のアルバムとするために
ハイレゾ音源とMP3を収録した“USBアルバム”というフォーマットを採用しているという。
彼らのほかにも、くるりは2014年9月にアルバム『THEPIER』のハイレゾ配信を行ったり
サカナクションが過去にリリースしたアルバムを
今後ハイレゾ形態でリリースすることを発表したほか
様々なバンドや歌手がここ1、2年でハイレゾへの積極的な取り組みを見せている。
また、ミュージシャン以外でも
音楽キュレーションサイトSpincoasterが『ハイレゾ・アナログ高音質ミュージックBAR』
のクラウドファウンディングプロジェクトを成功させたり
音楽配信・音楽情報発信サイトOTOTOYが首都圏12店舗のビックカメラとタッグを組んで
連動キャンペーンを行うなど、音楽業界全体にハイレゾに関する取り組みが広がっている状況だ。
音楽コンシェルジュのふくりゅう氏は、ハイレゾ音源の魅力を指摘しつつ
手頃な価格のハイレゾ・プレイヤーが登場していることも
ハイレゾ音源の増加を後押ししていると見る。
「ハイレゾ音源の魅力とは、圧縮音源ではカットされてしまう周波数の余韻の深さはもちろん
アタック感のある音圧、楽器の分離感を体感出来ることです。
デジタルでのリスニングなのでノイズの少なさも魅力ですね。
ちゃんとした試聴環境であれば、圧縮音源との違いに驚くと思います。
是非、ハイレゾ・プレイヤーとポータブル・アンプ
そしてハイレゾ対応したヘッドホンで楽しんで欲しいです。
ハードとしても、ソニーが一昨年ハイレゾ・ウォークマンとして
NW-ZX1を販売したことはターニングポイントとなりました。
オーディオマニアでは無い層にも
良い音へこだわりたいマーケットが隠れていたことを浮き彫りにしました。