2. フタル酸エステル
デオドラントや香水、ヘアスプレーなんかによく入っている成分。
こちらも定番の成分ですが、以下の問題が出てきております。
抗アンドロゲン作用がある:
動物実験の段階ですが、フタル酸エステルは男性ホルモンの分泌をさまたげる作用と
遺伝子に影響を与える作用があることがわかったそうな。
オスの生殖機能を弱らせる:
これも動物実験ですが、フタル酸エステルはオスのマウスの生殖機能を弱らせる効果があったそうな。
女性の糖尿病と関係があるかも:
これはヒトの観察研究でして、フタル酸エステルが入った化粧品を多く使う女性は、糖尿病を発症する率が高かったとか。
肥満とも関係があるかも:
フタル酸エステルの血中濃度が高い若者は、総じてBMIが高い傾向が強かったとか。
フタル酸エステルに関しては、動物実験の例と観察研究がメインなので
やはり「絶対に体に悪い!」とは言いきれません。
が、デオドラントをよく使う方は、ちょっと頭の片隅に置いておいたほうがいいかも。
3. トリクロサン
薬用石けんや歯磨き粉、デオドラントなんかに入っている殺菌成分。
近ごろFDAが規制強化を発表しまして、今回紹介したなかでは、わりと体に悪いことが明確になってきた感じ。
甲状腺ホルモンが減ったり、女性ホルモンの異常を引き起こしたりと、さまざまな影響が言われてますが
確実なところでは、トリクロサンを使うと逆にバクテリアが鍛えられちゃって
さらに強いバクテリアが生まれることが明らかになっております。
薬用石けんなんかを使っている方は要注意ですね。