【人生】お前らのことが知りたい【経験】 #149

149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2020/02/29(土) 00:01:12.75 ID:DPmKpdw2

法的な面に配慮してちょっとぼかして書く部分があります
住所不定無職の時期は一年くらいで10代の頃
山口県の接客の店に出稼ぎみたいな感じで働いてたんだけどクビになって
住み込みだったから家も無くなって
冬だったな
最初は小さな橋の下の工事の道具置き場で寝てた
ブルーシートとかコーンとかがあって寒さを凌げた
けどホームレスのイメージで段ボール拾ってきて敷いてみたんだけど明け方には湿気で湿った段ボールが凍って頬に張り付いてた
起きた時はいつも手足が冷たくて動かなかったし見たことないくらい紫色していた
出来るだけ駅や大型店で暖を取って過ごした
駅は駅員や警備員?警察?が巡回してるのであからさまに寝たり出来ない
でも早々と寝床に戻って寝ると死ぬので仕方なく睡眠を捨てて暖を取った
その頃は飲食店の裏手で食料を食べてた
方法はご想像にお任せしますがたまに異臭がした
春頃になって暖かくなると衣類の臭いが気になりだす
相当重ね着していたので籠っていたと思う
暖かくなって行動力が出てきたので山口県を歩いて脱出する
名前忘れたけど隣の県へと到着すると工場の住み込みバイト募集の看板を発見
いそいで普通のホームレスと同じようにお金を工面してネカフェでシャワーを浴びて住み込みバイトに潜り込んだ
変な金属の部品を組み立てる工場だった
期間工だった上に短かったけど割と楽な仕事だった
期間終えたら5月過ぎてて再び住所不定無職に
工場の人は期間終わったら車の期間工行くとかそれで金溜まったら中国だかの物価が安いところ行ってしばらく過ごすとか話を聞いた
期間工の人はそういうサイクルができあがってるようだ
俺は勿論そんなサイクル出来てないし今後も決まってないしで
どうしようか考えながら取りあえず漠然と東京方面に歩いた
暖かいので行く先の公園で寝たし公園の水で体を洗った
安い袋麺をかって水道の水につけておくと食える

そんな事をしていたら急に実家に帰りたくなったので夜行バスで京都まで行くことに
もう人目なんか一切気にしてなかったのでそのまま乗った
京都に着いたけど実家はまだまだ遠い
また金が尽きた
思ったより京都は近代的で人気のない公園が見当たらなかったので
何を思ったか大き目の交番に行って近場に寝れる公園か空き地はないかと素直に聞いた
即保護された

その時今でも申し訳なく思うけど親身に身の上話を聞いてくれた警察の人に明日には実家に帰る予定だと嘘を付いてその場を取り繕った
実際にはその予定はないしどう帰るかも分かってなかった
そうして励ましの言葉が刺さったまま交番を出てこの辺に居るのも不味いかととりあえず歩き始める
方角だけ意識してただ歩いて夜が明けるころには山の頂上に居た
自分でもちょっと笑ったけど気付いたら登頂してた
道中明らかに山道だったので半ば気付いてはいたけど
朝日を見た後ふと下りの道の事を思うと不安になった
通ってきた道が明らかに歩道のない車専用っぽい道だったので
これから日中にかけて車の通りが多くなったら降りられなくなったり或いは通報されたりするのではとネガティブに考え始め急いで下りの道へ
途中霧が凄まじく車に轢かれるのではと更に不安になり必死に下山
山道が終わるとそこは工場だらけの町だった

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