田舎の読みってなんで"たなか"じゃないの? #8

8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2019/08/20(火) 02:56:21.86 ID:6d6KEh7I

「田舎」は、元来、文字が示すとおり田(農地)の舎(建物)、でん‐しゃ・田舎の意で、農耕を営むための建物や農家を意味する語で、古くから、「田舎」の文字が使われています。


田舎を「いなか」と呼ぶようになったのにはいくつかの説があります。
一つは稲の家だから稲家(いなか)と呼ぶようになったという説。
他には田を作るための建物を田居(たい)と呼び、田居がたくさん立ち並ぶ様子を「田居中(たいなか)」と言っていたが、そのうち短くなって「いなか」になったという説があります。
因みに「田居中」は一方で「田中」に縮まったらしいです。日本全国の「田中」さんのルーツは「田舎」と同源同根だったという訳です。

初めは「田んぼの建物」「農家」の意味だった「田舎」ですが、次第に「農家が立ち並んでる所」という意味に変わっていき、ついには「農村」「都会じゃないところ」という現在の意味になりました。
今から1300年前に書かれた「日本紀」や「万葉集」という本にも「田舎」という言葉が出ており、ほとんどは「農家」を表すために使われてますが、中には今と同じく辺鄙なところ、という意味で使われている例もあります。

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