読んでみてくれ

1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/04/24(火) 15:33:31.75 ID:naHC1cxK

僕は新品のテニスラケット。初めての飼い主に大事なところを握られてマゾヒズムに目覚めてしまった変態ラケット。
ご主人様は握力がとても強い。大きな手が僕の下半身をぎゅうぎゅうに締めつけるたび、僕はぎしぎしと恥ずかしい声で喘いでしまう。
ラケット生初の試合は大変だった。
親戚のテニスボールちゃんと挨拶を交わす間もなくご主人様は僕たちふたりにキスさせたんだ。一瞬なにが起こったのかわからなかった。
次の瞬間、テニスボールちゃんは宙を舞い、相手の男とキスをした。
あの子があんなにビッチだとは思わなかった。誰とでも口づけを交わす……そんな子を好きになりかけていた自分を恥じると同時に、内側から溢れ出る快感に動揺を隠しきれなかった。
――気持ちいい。
キス……気持ちいい……キス……気持ちいい……キス……もっとしたい……キス……キス……キスキスキスキス……好き……大好き。
「来いよ、テニスボールちゃん。君がその気なら僕にだって考えがある。飽きるまで何度だって君の唇を奪ってみせる」
理性を忘れた僕は空に激声を浴びせた。
試合が終わるまでの時間、大勢の観客に見守られながら僕たちはキスをした。

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/04/24(火) 15:36:10.35 ID:LUcVt7x7

その日、俺は全裸で街を散歩していた。やわらかい風が肌に直接当たるのが心地よかった。日々蒸れがちな股間はすっきりとして俺は解放感にあふれていた。

しばらく歩いていると、歩道に1匹の海老が落ちているのを見つけた。俺は驚いた。なぜこんなところに海老がいるのか。にわかには目の前の光景が信じられなかった。

一方で嬉しくも感じていた。海老が大好物だったんだ。俺はその海老を持ち上げて手のひらに載せた。そうすると頭としっぽが手のひらからはみ出るくらいの大きさだった。海老は死んでいた。

俺は家に帰ることにした。母ちゃんにその海老を海老フライにしてもらうためだ。俺は海老を落とさないように気を付けながら、急ぎ足で歩いた。チンコは急かすように俺の太ももにペチペチと当たっていた。

家に帰るには、途中にある神社を通ると近道なんだ。家や商店が並ぶ通りに突然現れる神社なんだが、参拝に来る人なんてめったにいない寂しい神社だ。

だが俺は少し用心しながら神社に入った。そこの神主がとてつもなく怖いオヤジだったからだ。俺はよく友達と神社の境内でいたずらをしたが、それを見つけるとオヤジはすぐ怒鳴った。

俺は海老を両手で包むように大事に持ちながら、できるだけ足音を立てないように静かに歩いた。

ところが神社の裏に回ったあたりでオヤジを見つけた。掃除でもしていたんだろう。オヤジは俺を見つけると近づいてきた。俺は逃げようと思ったのだが、どうにも体が動かない。オヤジという存在に俺はすっかり委縮していたんだ。

オヤジは俺の目の前に来ると、鋭い目で俺をにらみつけた。俺はますます怯えた。オヤジは低い声で言った。

「その恰好はなんだ」

「あの、散歩してて」

「何を持っている」

「海老です」

「見せてみろ」

俺はオヤジに海老を見せた。オヤジはときおり指先で海老をつついたりして真剣に観察していた。突然オヤジは言った。

「この海老は俺のだ。よく届けてくれたな」

オヤジは俺の手から海老を取り上げた。そしてそれ以上何も言わずに、神社の境内から出て行った。

今になって思うんだが、あの海老は車海老だったんじゃないだろうか。

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/04/24(火) 15:39:26.89 ID:G5F6a7Io

どっちもすき

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/04/24(火) 15:42:22.81 ID:W0j8hFcr

全部読んだ

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/04/24(火) 16:28:11.71 ID:PheD/0Ti

>>2
やっぱこれだわ

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/04/24(火) 17:44:22.55 ID:CS8nXtGh

Google先生に読んでいただいた


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