かくして、魔法武器の威力で割りと粘ったバンシー（付帯能力「飛行」持ち）を叩きのめして
護衛の報酬を受け取った一行は、交易船の船長に別れを告げ、懐かしき交易都市リューンの
『宿り木の新芽亭』へと帰ってきたのだった……
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そして続けざまに此方のシナリオへ、新年向けなので今しかないと言いますか
口調も結構種類があるので、各人にはこんな感じで設定しております
https://i.imgur.com/USEyFTF.png
注：このシナリオでは＿１と＿２が相部屋設定となります、なのでこういう設定に……
ベルモット「と言うか何でお前が俺の個室に居るんだよ、今までずっとこの宿で一番上等な部屋
占拠してたじゃねーか！ まさか実家が破産しましたなんて言わねーよな！？」
アリシアン「仕方ないでしょ、部屋が先に埋まってたんだから！ 新年の祭り目当てでリューンに来た
観光客が奮発して泊まってるなんて、ちょっと想定外だったわ……」
ベルモット「いやそれでも、そこでどうして俺の部屋なんだよ。他にも行く所あるだろ？」
アリシアン「観光客で空き部屋自体が無いから、残りの皆は二人部屋一つにすし詰め状態よ？
それで場所を取る私物の一番多い私が、こっちに放り出されたの」
ベルモット「くそ、もう少し早く向こうを出るべきだったか……」
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アリシアン「大掃除って……ずっと空き部屋だったのに、何を掃除するっていうのよ」
ベルモット「半分は荷解きだ」
アリシアン「それこそ後回しにすれば？」
ベルモット「もう半分は『前の住人』の私物の始末だ」
アリシアン「……勝手に始末して良いわけ？」
ベルモット「亭主が『良い』っつったってことは、それだけの期間帰って来ないんだろう
遺品になりそうな物があったら寄越せとさ。金目の物は多分無いとよ
何しろ個室とはいえ、一番安い部屋だからな……」
アリシアン「せっかくの個室なら、もう少し良い部屋を取ったら良いのに」
ベルモット「紛い物とは言え吸血鬼なんでな、いい部屋に泊まってどうするよって話だ」
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