俺「お前ら、大好きだ」お前ら「ぼくも・・・」
俺はお前らを抱きしめようとするが、その両手はむなしくも虚空を切った。
ああ、そうだった。もうお前らは、いや、俺とあいつ以外はもうネクストには存在しない。
あいつは突如平和なネクストに現れ、ねっぱーをその牙で噛み砕き、その爪で引き裂いた。
俺とお前らはネクストを守るためにあいつに戦いを挑んだ。激しい戦いの中、俺を残してお前らは死んでしまった。
戦いからもう何年経っただろうか？俺は一人で戦い続けている。
「―――――――！！！！」
あいつの耳障りな叫び声が聞こえる。どうやら俺に気づいたようだ。
ネクスト最後の住人である俺に向かって、あいつがものすごい勢いで迫ってくる。
「最後まで戦ってやる。さぁ、一緒にネクストの最後を祝おうぜ・・・」
俺は勝ち目のない戦いにこの身を投じた。