そんなある日、ついにクリスマスがやって来ました。天気は雪です。華やかな町の中を、俺はいつものように裸同然で歩き、ちんぽを売りました。
「ちんぽはいかがですか。りっぱですよ」
しかし誰も買おうとしません。俺はだんだん悲しくなりました。周りの人々はクリスマスを目一杯楽しんでいます。それなのになぜ自分はこんなに寒い思いをしてちんぽを売らなければならないのだろう。俺はついに近くの公園のベンチに座り込みました。
そして、その昔自分のちんぽを買ってくれたひとりの男性を思い出しました。その男性の名前はお前らといいました。
お前らが俺のちんぽを買ってくれたのもこの公園でした。お前らは俺のちんぽを見たとき、大きな声で
「んほっ!なんてりっぱなちんぽなんだ!」
と言いました。そして俺のちんぽを自分のおしりの穴に挿れるようせがみました。俺は言われた通りにちんぽを挿れました。すると、お前らはとても悦び、今度は腰を前後に振るよう言いました。俺は今度も言われた通りにしました。お客さんの言うことには従った方がいいのだと知っていたからです。俺が腰を前後に動かすと、お前らは
「んほっんほおおおお」
とうなりました。
不思議なことに、俺はどんどん気持ちが良くなり、言われてもいないのに腰を速く動かしました。お前らの声はさらに大きくなり、ほとんど悲鳴のようでした。辺りにはお前らの声と、俺とお前らの体がぶつかる音が響き渡りました。
やがて俺のちんぽの先からなにか暖かいものが飛び出しました。俺はびっくりしてしまいました。おしっこを漏らしたのだと思ったからです。俺は急いでお前らに謝りましたが、お前らは
「いいよいいよ。気にすんな。それより、ほら1万円」
1万円などもらったことのなかった俺は驚いてしまいました。普段は500円くらいしかもらいません。俺はお前らにお金を返そうとしましたが、お前らは
「俺明日にはこの町から出ていくことになってんだ。記念といっちゃなんだが、まあ取っといてくれ」
と言ってどこかへ行ってしまいました。