リプレイとクロスに触発され、自分もやってみたくなって初リプレイ
使用エンジンはNEXT
VIP宿出身の中二病二人旅（予定）
リューン郊外、街道沿いに佇む小さな冒険者の宿『月の微笑み亭』
所属の冒険者が大方出払い、客足も疎らな真昼間の酒場で
宿の亭主を前にくだを巻く若き冒険者が二人
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ダニエラ「――いい加減にしろっ！ これでもう三度目だぞ！
わざわざ誘ってきたくせに！ どうして！
奴らはワタシを置いて勝手に依頼に行ってしまうんだ！？ おかしいだろう！！」
ブラック「ここに来てからというもの、やることと言えば
買い出し、皿洗い、店番、掃除……まるきり給仕の仕事じゃないか！
このままじゃ竜の誇りが穢される！ 俺は冒険がしたいんだ！」
宿の亭主「……まあ、まあ落ち着け。お前さん達の気持ちも分かるが、
実際問題、ろくな経験もない子供に仕事を任せようって客はそう多くない。
ましてや単独じゃあなあ」
ブラック「ぐぬぬ……それもこれも、我が眷属がいつまで経っても帰ってこないのが悪いんだ。
『大人しく待ってろ』って…いつまで待てばいいんだ！？ 腕が錆びついてしまうぞ！」
ダニエラ「まったくだ！
大体ここに来たのも奴らが仲間になってくれと言ってきたからで…
ええーい、もう我慢ならん！」
ダニエラ「要はパーティを組んでいればいいんだろう？
おい、お前、ブラックとか言ったか。
リューンへ行くぞ、こうなったら自分達で装備を揃えて仕事を探すしかあるまい」
ブラック「……！ そうだな、こうしていても埒が明かん。
そうと決まれば亭主、資金を出せ！ 新入りには毎回渡してるんだろ？」
宿の亭主「（これは、もう何を言っても聞かんだろうな）……やれやれ。無駄遣いはするんじゃないぞ」
Askシナリオ『交易都市リューン』
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というわけで、初期資金の4000spを引っ提げてやってきた交易都市リューン
ダニエラ「さて、まず必要なのは……」
ブラック「そりゃ、何をおいても敵を葬り去るための技術だろう。早く闘技場へ行くぞ、小娘」
ダニエラ「誰が小娘だ！ 第一闘技場なんぞ行ったって、
今のお前の実力じゃ追い返されるのが関の山だろうよ」
ブラック「何だと！？」
ダニエラ「賢者の塔にいくぞ。あそこで教授している
『眠りの雲』『蜘蛛の糸』の魔法は冒険者稼業には必須だと聞いた」
ブラック「……お前、魔女なんだろう？ それくらい使えないのか？」
ダニエラ「やかましい、使えないわけがなかろう。
ただ……塔の魔法は戦闘中でも使用できるよう簡易な陣を組まれているからな。
ワタシの知っている術はもっと大掛かりなやつで、とにかく手間が掛かるんだ」
ブラック「……ふーん？（よく分からん）」
◇
ブラック「はあ、しかしどうしてこう都会ってのは道がごたごたと分かり辛いんだろうな。
目的地にたどり着くだけでも一苦労……っておい、小娘？」
ダニエラ「（いいなあ、このコート。2000spってだいぶ高いけど、今なら買えない額じゃ……）」
ブラック「何を見てるんだ……服？（……ん？ お、このマントは……）」
ダニエラ・ブラック「…………」
◇
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宿の亭主「おかえり。で、