そんなこんなで中2までその変態的な性癖を誰にも覚られぬように、 
無知を気取ってきた俺にも、忌むべき運命の日が訪れた・・・ 
その日、俺は当時通っていた中学校を早退して、自宅に1人いた。 
別に風邪をひいたわけでも、具合が悪かったわけでもない 
登校拒否の1歩手前・・・ 学校に行っても3時間目辺りで保健室へ、 
気分が悪い等と嘘をついては、両親が呼ばれ早退ばかり繰り返していた。 
家の両親は共働きで、俺が早退するとなると学校から母親のパート先へ連絡が入り 
そのつど呼び出されていた。 
母親にしてみたらたまったもんじゃなかっただろう・・・ 
しかし母は優しい人で、俺の体の心配を心からしてくれていた。