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6人のPTを集め、親父に冒険者の一行として認められたホーエンハイム達。
初めての依頼を探す彼等に、親父は一枚の依頼書きを差し出した。
http://u9.getuploader.com/zikkyou/download/3099/ScreenShot_20160128_162232904.png
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シャル「ゴブリン退治?」
宿の親父「冒険者の基本……ってわけでもないが。"荒事"をやる冒険者になるならば、乗り越えなければならん依頼だ」
アル「ゴブリン……
【下級妖魔。緑色の皮膜状の皮膚に覆われ
た蛙に似た外見を持つ。身長は1m50cm程
度。日光を嫌い、洞窟や迷宮などに十数匹
の集団で棲息する。
その性分は極めて邪悪であり、古代から
人間との諍いが絶えない。彼らの最大の武
器はいかなる悪条件でも生き延びるその生
命力の強さと繁殖力の強さである。】
……と。(モンスター図鑑より)」
宿の親父「大した魔物じゃない。
……が、村人やその辺のチンピラには無理な仕事なのも確かだ。
この依頼を持ってきた時点で、ある程度期待はしてるものと思ってくれ」
ローザリンデ「報酬は銀貨600枚……少なくないか?」
ヴィルヘルム「そりゃお前みたいな高貴の出には少ない額なんだろうが、その辺の農家がゴブリンに脅かされながらひねり出せるのはそれくらいの額だろうよ。
相場より安いのはそうだけどよ」
モルテ「大変なのねえ、農家って」
シャル「……ともあれ。
依頼を受けるのは、私は特に異論ありませんよ。妖魔討つべし、ですし。
それに哀れな農家の頼みを無碍にするわけにはいきません」