ですりん「い、いやぁ......さわらないでぇっ......」ジタバタ ID:0VoNZ0ML

27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/08/27(木) 02:14:00.07 ID:0VoNZ0ML

「......ゴフフ。さあですりんたん、僕らの愛を確かめあう時間だお」
かすかな月明かりしか入らぬ暗闇の中に、一際どす黒い声が広がった。
「......っ」
どっと汗が吹き出て、心拍が上がる。昨日の、あの悪夢のような時間が再び自らに狙いを定めたのを感じ、心の底から震えあがる。
「おっ?そんな端っこにいたのかお......ほら、こっちにくるおっ」
緩慢な口調とは裏腹に、強引にですりんの腕を掴む醜男。切らずに放っておいている指の爪が、ぐっとですりんの白い肌に食い込む。
「嫌......いやぁ......もう嫌なのぉ......」
涙を流して訴えるですりん。獣はその滴を、まるで朝露を啜る狼のように舐めとった。
「でゅふ、ダメだお。ですりんたんの体も......心も。全部全部僕のものにするんだお......」
そう言うと、男はにい、と笑った。
そしてですりんの肌着を一枚、また一枚と剥ぎ取ってゆく。
「やだ、やだぁ......お願い、やめてっ」
「......うるせえお。少し静かにしろお!」
ゴリッと言う鈍い音と、少し遅れて悲痛な嗚咽が部屋に響き渡る。四肢を振り回し暴れるですりんの鳩尾に、その心をも黙らせるかのような拳が打ち込められた。
「......がっ......うぐっ......」
肺に鐘の響くような痛み、そして額に冷たい汗が流れた。
「やっと大人しくなったお。さ、今日も愛の営みを始めるお」
そうして、また容易くですりんを食い荒らす獣。くたり、と力なく横を向き流れ垂れる涙と涎は、歪に空の月を写す汚れた鏡であった。


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