【黒笹】皆で設定考えて厨二な話を作る【事件】 #28

28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/06/17(水) 19:08:02.34 ID:Ch95sO4M

ラスボス関連
【黒笹村の伝記】
今は壊滅した黒笹村の歴史記した本。黒笹村立図書館が所蔵していた。
地元の郷土史家(事件により死亡)が編纂したもので
地方の歴史や伝説などが掲載されている、特に珍しくもない文献なのだが
この文献に登場する「濃霧に潜む毒蛇」と呼ばれる神性とも妖怪とも鬼ともつかぬ存在に黒笹事件に通じるものを感じる

その「濃霧に潜む毒蛇」だが、猛毒の濃霧の中でしか生きられない存在であるらしい。
ある条件(気象、地形の変化、人間の行動)が揃えば現れることがある。
そのときに噴出する猛毒の濃霧は一種の神経ガスであるらしく
被害者の死に方の描写はVXガスなどの犠牲者のそれと酷似している
大抵の人間は死亡してしまうわけだが
生来の耐性があったり微量しか触れなかったりした場合は生き残ることがある。
だが、その場合は「頭をやられてしまう」ことが多いという。
その結果「見えないものが見えるようになってしまう」とも

現代風に解釈すると脳の一部を冒され、幻覚に悩まされるようになるということだろうか。
だが登場人物の一人、広町真也は別の解釈を取っている。
彼によると、人間は「見えなくてもいいものは見えないようにできている」のだという。
例えば心霊写真。大抵の場合、撮影者はそこに変なものがいることに気付いていない。
だが写真には写っている。
これは、人間の精神が「向こう側の存在」に耐えられるほど強靭にできていないため
脳が認識を拒否し、その結果、そこにいる「存在」に気付かないのが理由なのだ。
認識を拒否するフィルターとなる部位が破壊されてしまうと見てはいけないものが見えてしまうようになる。
強制的に「霊感」を開花させられるようなものだろうか。

これに耐えられる人間は殆どおらず、精神が荒廃し、最終的には自殺するか発狂してしまう。
ただ、中には「向こう側の存在」を認識することで脳の働きに変化が生じ一種の超能力を身に着けてしまうケースもあるかもしれない。

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