キーンコーンカ-ンコーン
イケメン「男!お願いだ!来るべき時代の為に猫語を教えてくれ!」
友「その前向きな姿勢は流石だな」
男「猫語で会話なんて無いから、教えようがないよ」
イケメン「そんなこと言わずに、どうか頼む。ナーオ、ナーオ。ニャーオ、ニャーオ」
男「あー、そんな眼差しで見つめて鳴いたら」
幼馴染「ほう。男に喧嘩を売るとは、いい度胸だな」ガシッ
イケメン「アイアンクローがっ。いでででで」ギリギリ
幼馴染「フンッ」ポイ
イケメン「うぼあっ」
友「ど、どういうことだ」
男「野生の成猫が声を出してアピールするのは、威嚇か求愛か痛いと言う時くらいしかないんだよ」
男「眼を見て声を出すなんて、威嚇して喧嘩する時だけだからね」
友「なんてこったい」
男「飼い猫は飼い主を母猫みたいに思うから、鳴きつくけど」
男「猫同士の会話は大抵ボディランゲージだけだよ」