安価でSS書く #34

34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:53:10.62 ID:Yaxd2Ip2

俺は上機嫌で家路についた
通行人がやたらこちらを見てくるが、たぶん今の俺の心が輝いているからだ
『偽善』、言ってしまえばそうかもしれない
でも一人の孤独な少女を見捨てることはできなかった

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ハゲ「おう、なんかお前輝いてんな」

おっさん「そう思うか?まぁな、俺の前世はキリストかもしれん」

ハゲ「気持ち悪ッ!しかもなんか臭ぇよなんだ、マヨネーズ?」

おっさん「あぁこれな。この前話したマッサージ店のオイルだと思う」

ハゲ「……お前、また行ったの?」

おっさん「いやぁ、色々話を聞くとな、あの子苦労してるんだわ。何かの縁で出会ったわけだし、見過ごせなくてな」

ハゲ「……はぁ。お前さ、またぼったくられてんぞそれ」

おっさん「『ぼったくり』って言うなハゲ!!中国じゃあな、『馬鹿娘』って意味なんだよ軽々しく使うなハゲ!!」

ハゲ「はぁ?中国語に『ぼったくり』なんてねーわアホか」

おっさん「いやあの子は……」

ハゲ「ググってみろよ」

おっさん「……」

ハゲ「な?お前たぶんまた騙されたぞ」

おっさん「いやでも最高級のオイル……」

ハゲ「そんなんただのマヨネーズに決まってんだろ。なんで気づかないの?」

おっさん「……」プーン

ハゲ「お前、まじで匂うぞ……」

おっさん「……俺騙されたの?」

ハゲ「ああ。どうせ『父親のDVで出稼ぎにー』とか言われたんだろ?それみんな使ってる常套句だからな」

おっさん「……」

ハゲ「とりあえずお前、五万回風呂入れ」

おっさん「……」

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