ザイウス「すいませんねぇ、仕事としても、この辺りはハッキリさせておかないといけませんし
加えてうちのリーダーは、選考基準こそ厳しいものの美人のお願いに非常に弱いので」
アレクシオス「別に＿秀麗の有無は割りとどうでも良いんだが、もう少し愛想が良かったらとは思ってるよ
似非シスターの営業スマイル（器用＋社交）とか凄いぞ？ 見習えとは口が裂けても言わんけど」
セレナ「誰が似非シスターで営業スマイルですか、何時も通りちゃんと報酬交渉してくださいこの悪党」
アレクシオス「へいへい、とは言えこの手の増額交渉はあくまで保険だよ、増額目当てでリスクを背負うのは
馬鹿か死にたがりのする事だからな……あくまで何事もなく封印することを目標に、仕事は進める
その上で、400spの増額で合計1200spなら悪くないだろう、討伐の報酬としても十分な額だ」
アプリコット「美濃牛の場合だと、準備時間は不要っていうか、現地調達でも十分生存可能って感じだよね～」
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そんなこんなで一行は依頼を受諾、封印されたという吸血鬼のいる森にやってきたのだった
ちなみに二回まで精神力を回復できるので、技能は一切惜しまず使っていく予定である
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アレクシオス「森の構造が変化しているせいで、キャンプは不可避って話だったが
こうも見晴らしが悪いとキャンプも無理か、出来そうな場所を探しつつ進もう」
セレナ「森に入って数歩もしないうちに、キャンプの話というのも、どうかとは思いますけどね（笑）」
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美濃牛「クイモノヲ ゲンチチョウタツ スレバ モット ナガク イラレル ダロウ」
アレクシオス「そいつはちょっと遠慮したいな、加えて一週間も森の中を彷徨う羽目になるというのは
構造変化だけじゃ有り得ない迷い方だ、そうなる前に手は打っておきたいんだが」
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アレクシオス「ヴァンパイアの魔力で構造が変化しているとはいえ、元々は普通の森のはずだからな」
ヴィーヴィ「でも薬草や木の実ならありそうなのね、だったらそっちを目当てに集めるとするわ」
アレクシオス「その薬草が魔力とやらの影響で、妙な育ち方してなきゃ良いんだけどな」
ヴィーヴィ「それはそれで、変わった効能の薬草とか、手に入りそうじゃない？」
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