また、人を抱き抱える、自立できるように支えるといったように、人間と接触しながら動作を行うため
接触状態を検知する3種類の力覚センサーを搭載しました。
1つ目は、ひずみゲージを用いた「6軸力/トルクセンサー」
2つ目は、関節のモーターを流れる電流から関節のトルク(ねじりの強さ)を推定する「電流トルク推定器」
3つ目は皮膚に相当するゴム製の「触覚センサ(スマートラバーセンサー)」。
これらのセンサーが荷重の変化を検知することで、出力を適切に調節した動作が可能です。
ROBEARでは旧世代から設計を大きく見直しており、結果として重量がRIBA-IIの約230kgから約140kgへと大幅に低減されました。
サイズは800×800×1500mm(幅×奥行き×高さ)。
ROBEARは今後、柔軟介護やリハビリ応用を目指し、研究用のプラットフォームとして活用されるとのことです。
経済産業省と厚生労働省は2013年に「ロボット技術の介護利用における重点分野」を策定しました。
これは被介護者の動作や、介護者による見守りを支援する手段として
ロボット技術を用いた装着型もしくは非装着型機器の開発・実用化に係る重点分野を示したもので
この中の一分野に移乗介助が含まれています。
移乗介助用のロボットとしては現在、装着型のいわゆるロボットスーツ、マッスルスーツのほか
非装着型のパワーアシスト装置などが存在します。
具体例は独立行政法人産業技術総合研究所を中心としたコンソーシアムが運営する介護ロボットポータルサイトでいくつか紹介されています。
若い世代が減り、高齢者の割合が増えるこれからの日本において
介護は多くの人にとっていつかは直視しなければならないテーマです。
直近で必要とはしていなくとも、介護者の負担を技術で軽減する取り組みとその現状について知っておけば
将来何かの役に立つかもしれません。
画像等
http://o.aolcdn.com/hss/storage/midas/f78ca389f840bd88a9ae38a73d9445bb/201600151/fig1.jpg
http://o.aolcdn.com/hss/storage/midas/608c9cb00e46a6704ac3ad76b3ddf63c/201600097/fig6.jpg
動画
https://www.youtube.com/watch?v=R4IDa3EXvMc
以下ソース
http://japanese.engadget.com/2015/02/24/robear/