同じ「大翔」でも「ヒロト」「ハルト」「ヤマト」と読み方は変わる。
「陽菜」も「ヒナ」「ヒナタ」「ハナ」「ハルナ」とバリエーションがあり、一筋縄ではいかない。
それでも、漢字表記から読み方がある程度は推測できるだろう。
では「苺愛」「華琉甘」「愛羅」はどうか。
これは、リクルーティングスタジオが2014年12月25日発表した「2014年キラキラネームランキング」で
同社のアプリ「無料 赤ちゃん名づけ」にアクセスが多かった名前のトップ3だ。
答えは順に「いちあ、べりーあ」、「かるーあ」「あいら、てぃあら」。
4位以下も、読み手を悩ませそうなキラキラネームが並ぶ。
命名研究家の牧野恭仁雄氏は「週刊現代」2014年10月18日号で、キラキラネームの流行のスタートを
「年号が昭和から平成に変わったころ」と説明している。
つまり最初の世代は、既に社会人の年齢だ。記事では、職場の男子職員が「かっこいい名前なのに
実際は運動がまったくできない」といったイメージとのギャップや、キラキラネームを持つ男性が
「書類を出すたびに、偽名じゃないかと胡散臭い目で見られて嫌になる」というぼやきが紹介されていた。
親は「個性的に育ってほしい」と願ってつけた名前も、「平凡な名前のほうがずっといい」という
キラキラネームの持ち主の嘆きも書かれていた。
タレント・エッセイストの小島慶子さんは、「週プレNEWS」2015年2月18日付のコラムで
キラキラネームについてユニークな提案をしている。
「赤ちゃんが生まれて舞い上がった両親が
思いつく限り斬新な名前をつけてわが子を祝福してあげたいっ、ていう気持ちは大事にしたい。
けど、解読不能でいちいち人に名前を説明して回らなくちゃならない当人の不便は、やっぱり深刻だと思う」。
そこで「幼名」の復活を勧めた。「小島慶子(幼名・てぃあら)みたい」にすれば
「親の愛情に義理立てしつつ、親子の価値観の違いもはっきりして、いいと思うんだけどなあ」と述べていた。
以下ソース
http://www.j-cast.com/2015/02/24228721.html