例えば、KDDIは京セラ製のガラケーで、相次いで新製品を投入。
これまで「新しいのが欲しかったが、新製品がなくても選べない」と困っていたガラケーユーザーの気持ちをとらえることに成功し
かなりのヒットとなった。
しかし、ガラケー業界では大きな課題を抱えている。
ガラケーは一時期、生産数が激減したことで、部材を製造するメーカーが相次いで撤退。
側面のボタンを押すとすぐに折りたたみが開くと言った「ワンプッシュオープン」などの部材が足りない状況になっている。
また、ガラケーを動かすための「チップセット」も在庫が少なくなってきており
ガラケーを“作りたくても作れない”という窮地に陥りつつあるのだ。
そんななか、シャープは「ガラホ」こと「AQUOS K」を投入してきた。
見た目は折りたたみのガラケーであるが、スマホのOSであるAndroidを採用し
スマホ向けのチップセットを使うことで、将来的にも部材を調達しやすい環境が整った。
AQUOS Kはガラケーユーザーのために作られており、操作性もほとんど変わらず、安心して使える設計がされている。
また、AQUOS Kでは、スマホ向けのサイトを閲覧できたり、LINEなどが使えるようになっている。
ガラケーは新たな進化がほとんど無かっただけに
「ガラケーで新製品が欲しい」というユーザーの気持ちをとらえることになりそうだ。
これまでは、「ガラケーがいいが、LINEを使っていないと仲間はずれになるから、仕方なくスマホデビューした」
という人が多かった。
AQUOS KではLINEも使えるようになるため
「ガラケーで電話とメール、LINEが使えれば充分」というニーズにも対応できることとなる。
シャープではガラケーユーザーのためにAQUOS Kを開発したが
今後は、もっとスマホの操作性に近いが見た目はガラケーという製品を投入するメーカーも出て来るだろう。
2015年は「見た目はガラケー、中身はスマホ」という「ガラホ」が市場を大きく伸ばしていきそうだ。
以下ソース
http://allabout.co.jp/gm/gc/452015/