http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0KH0M820150108
2015年 01月 8日 18:00 JST
[ベルリン 8日 ロイター] - ウクライナのヤツェニュク首相は8日、ドイツ政府のウェブサイトに対する前日のハッカー攻撃について、ロシア情報当局に責任があるとの見解を示した。
ハッカー攻撃は、ヤツェニュク首相とメルケル独首相との会談を控えたタイミングで発生した。「サイバー・ベルクート」と名乗る親ロシア派の団体が犯行声明を出し、ウクライナ政府への支援を停止するようドイツ政府に要求した。
ヤツェニュク首相はZDFテレビで、ウクライナの親ロシア派による犯行か聞かれ、「ロシアのシークレットサービスには、税金を投じて独連邦議会やメルケル首相府に対するサイバー攻撃を行うことを止めるよう強く求める」と述べた。
攻撃ではメルケル首相やドイツ議会のウェブサイトなどが標的となった。メルケル首相のザイベルト報道官は、対応措置を講じたが、攻撃を防ぐことができず、7日午前10時から夜までウェブサイトがアクセス不能になったと明らかにした。