平川市長選をめぐる選挙違反事件は21日、新たに市議3人の逮捕へと拡大した。
定数20の半数に迫る計9人の逮捕者が出たことに「政治を任せられる人がいない」
「あきれるばかり」と市民の怒りは増幅。政治不信に拍車が掛かっている。
逮捕された小野長道、小田桐信勝、今俊一の3市議は、同日午前、それぞれ弘前署に出頭した。
このうち、小田桐容疑者は午前8時50分すぎ、自分で車を運転して自宅を出る際、報道陣のカメラに一瞬、
驚いたような表情を見せた。
逮捕者の拡大に、「前回の逮捕で終わりだと思っていたのに…。このままでは議会を開けないのでは」と
不安げに話すのはタクシー運転手の石山剛さん(66)。弘南鉄道平賀駅前を歩いていた主婦(75)は
「9人も逮捕されるとは」と驚きを隠さず「自分たちのことしか考えていない」と突き放した。
別の主婦(54)は「またかという気持ち。市民として恥ずかしい」と語った。
逮捕者がさらに増えたことで、6月12~20日に予定される定例市議会の開催も危ぶまれる。現段階では定数の
半数以上の出席で本会議は開けるが、今後の捜査の展開次第では本会議を開けなくなる可能性もある。
また、委員の半数以上の出席を必要とする市議会常任委員会は、総務企画常任委が、所属する7人中、5人が
逮捕されており開催は厳しい状況。その場合は、議案を委員会に付託せず本会議での審議になる。
同議会事務局の担当者は「さまざまな事態を想定し対応していく」と話す。
(以下省略)
市議定数20人中9人逮捕の異常事態 青森・平川の選挙違反に市民怒り収まらず (05/22 10:51 Web東奥/Yahoo!)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140522-22105114-webtoo-l02