三菱東京UFJ銀行 は24日、10年 以上お金の出し入れがない「休眠口座」と なっている顧客の情報を紛失した、と発表 した。紛失したのは、顧客名や口座番号、 残高などが書かれた約2万1400件分の 資料。他の資料とともに行内で誤って廃棄 した可能性が高い。現時点で、不正利用の報告はないという。
行内で資料の保管状況を点検した際に、紛失がわかった。顧客からの払い戻し請求には、通常の預金と同様、預金通帳 などを提示すれば応じる。同行は「資料の保管管理を強化し、再発防止に努める」としている。
休眠口座は通常の預金口座とは別に管理しており、同行だけで約2700万件ある。 業界全体では年850億円分が新たに発生する一方、年350億円分が払い戻されている。政府・与党からは福祉やベンチャー支援などに活用すべきだとの意見が出ている。
同行は、この問題に関する専用窓口を設けた。問い合わせはフリーダイヤル(012 0・950・799)。24日は午後9時まで、25日から28日は午前9時から午後9 時まで、3月1日以降は午前9時から午後6時まで。
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