http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140928/k10014934081000.html
御嶽山の噴火続く 噴石などに警戒
9月28日 12時32分
御嶽山の噴火続く 噴石などに警戒
27日に噴火した御嶽山は現在も噴火が続いています。
気象庁は、「入山規制」を示す「火口周辺警報」を発表して引き続き噴石などに警戒するよう呼びかけています。
長野と岐阜の県境にある御嶽山は、27日昼前に山頂付近で噴火たあと、複数の火口から噴煙が上がり続け、現在も噴火が続いています。
午前11時45分現在で噴煙は火口からおよそ300メートルの高さまで上り、南へ流されているほか、噴火の直前から観測されている火山性の微動も続いているということです。
また、気象庁が28日朝、上空から行った観測では山頂付近に複数の火口が北西から南東にかけて列のように延びているのが確認できたということです。
気象庁は「火口周辺警報」を発表していて長野県王滝村と木曽町、岐阜県高山市、それに下呂市にまたがる火口から4キロ程度の範囲では、噴石が落下する危険性があるため、「入山規制」を行うなどして引き続き警戒するよう呼びかけています。
気象庁が行った調査では、これまでに山の西側の岐阜県下呂市から南東側の甲府市にかけての広い範囲で灰が降ったのが確認されています。
気象庁は「今後も火口から4キロ程度の範囲では大きな噴石が落下するおそれがあり警戒が必要だ。風によって小さな噴石がさらに遠くまで飛ばされることもあるので、周辺の地域では念のため注意してほしい」としています。
また、今回の噴火を受けて、火山の専門家などで作る火山噴火予知連絡会は、午後4時から気象庁で臨時の会議を開き、御嶽山の噴火の状況や今後の見通しなどについて検討することにしています。