夢は東京五輪で金メダル 日本女子オープンゴルフに中学生が初挑戦/相模原
2013年10月1日
3日に相模原ゴルフクラブ・東コース(相模原市南区)で始まる女子ゴルフ界の最高峰「第46回日本女子オープンゴルフ選手権」に、
同区在住の山口すず夏さん(13)=市立鵜野森中学校1年=が初挑戦する。
何度もプレーしたことのあるコースだけに、「アマチュアの中で一番いい成績を残したい」と、ローアマチュア獲得に意欲を燃やす。
その先に、プロ転向と、2020年の東京五輪での金メダルという目標を見据えている。
山口さんは8月、千葉市内で行われた同選手権予選Bブロックで2位タイの成績を収め、本戦出場を決めた。「国内で一番大きな女子の大会。
出場がことしの目標だった」。スタート直後のボギー、ボギー、ダブルボギーという苦しい展開をはねのけ、トータル2アンダーでフィニッシュ。メンタル面の強さを発揮した。
主催する日本ゴルフ協会によると、大会最年少出場記録は13歳1カ月。山口さんは13歳2カ月で、第2ラウンドで上位60位タイに入り決勝ラウンドに進めば、
最年少予選通過者記録(14歳244日)を上回る。
会場となる相模原ゴルフクラブは自宅から車で5分ほど。ここで4月に開かれた神奈川アマ選手権12~14歳女子の部で優勝し、
1打差に泣いた昨年の雪辱を果たしている。「緊張よりも、応援に来てくれる方が多いと思うので楽しみ」と今回も気負いはない。
7歳で始めたゴルフ。プロになるのはあくまで通過点で、「オリンピックで金メダルを取ること。賞金女王になること」を目標に挙げる。
その目標を達成するため、午前5時に起きて市内のゴルフクラブで練習。学校から帰宅後も別のクラブで再びボールを打ち込むなど、努力を重ねている。
ドライバーの平均飛距離は230ヤードで、ベストスコアは66。「日米で賞金女王になった岡本綾子さんのようになりたい」。
憧れの人に近づくためにも、地元開催の大会で実力を出し切ろうとしている。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309300025/