欧州宇宙機関(ESA)は13日、独特の外見から「宇宙のフェラーリ」と呼ばれる
人工衛星「GOCE」が、10月中旬に落下する見通しだと発表した。
衛星は落下中にほとんど燃え尽きるものの、破片が地球上に到達する恐れがあるという。
地表の大部分は人間の生活していない海などが占めており、ESAは人間の生命や
財産に危険を及ぼす可能性は極めて低いとしている。
衛星は長さ5・3メートル、重さ1・1トンで、地球の重力などの観測のために2009年に
打ち上げられた。 衛星としては非常に低い上空260キロ・メートルを回っている。
この高さでは空気が相当薄いものの存在しており、機体の安定のために2枚のひれが
ついているのが特徴だ。
秋山演亮(ひろあき)・和歌山大宇宙教育研究所長は「この衛星は低い軌道を回って
いるため、落下中に燃え尽きない可能性があるのだろう。 しかし、人間の生活圏に
落下する確率は極めて低く、心配する必要はない」と話している。
「宇宙のフェラーリ」破片、地表に落下の恐れ (09/15 08:58 読売)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130914-OYT1T00791.htm
Wikipedia : GOCE
http://ja.wikipedia.org/wiki/GOCE