下村博文文部科学相は30日の閣議後の記者会見で、新型ロケット「イプシロン」の
打ち上げが中止されたのは、ロケットに搭載されたコンピューターの情報が
地上管制設備に届くまでに、約0.07秒の時間差が生じたことが原因との見解を示した。
打ち上げ時期については、「9月の早い時期に打ち上げられるよう万全を期する」とし、
早期の再打ち上げに向けて準備を進めているとした。
会見で下村氏は「データを受け渡す時刻に時間差が生じ、姿勢異常と判断された」と述べ、
情報伝達の遅れが原因との報告を宇宙航空研究開発機構(JAXA)側から受けたことを明らかにした。
下村氏や文科省によると、データの伝達に時間差が生じたことで、姿勢に問題がないとの情報が
地上に届かず、安全側にたって姿勢異常と判定されたという。
ロケットの機体そのものに問題はなく、打ち上げが失敗したわけではないとしている。
遅れが生じた原因については、さらに究明を進めている。
イプシロン打ち上げ中止、情報伝達0.07秒のずれが原因 (08/30 13:45 MSN産経)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130830/scn13083013470000-n1.htm
イプシロン自動停止原因は0.07秒のずれ (08/30 15:36 日テレNEWS24)
http://news24.jp/nnn/news89064824.html