読売新聞配信 2013年8月28日21時10分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130828-OYT1T01061.htm?from=main3
新潟空港(新潟市)で大韓航空機が着陸時にオーバーランしたトラブルで、運輸安全委員会は
28日、同機が滑走路に接地してから停止するまでの間、数秒間にわたって、ほとんどブレーキ
が利いていない時間があったことを明らかにした。
これまでの調査では機体の不具合は見つかっておらず、同委はパイロットがブレーキ操作など
をミスした可能性もあるとみて、さらに詳しく調査する方針。
同委が公表した飛行記録装置(DFDR)のデータなどによると、同機は着陸時に自動ブレーキ
装置を使用しており、接地とほぼ同時にブレーキが利き始めた。
しかし、約25秒後にパイロットが自動ブレーキ装置を解除するとブレーキを作動させる圧力が
数秒間ほぼゼロになり、その後、急ブレーキをかけていた。
自動ブレーキ装置を解除した場合、ブレーキを利かせるにはパイロットがペダルを踏む必要が
ある。