日本では、母国と同じナインチェと呼ばれることはほとんど無く、以下の2種の内いずれかの名で呼ばれる。
うさこちゃん
福音館書店刊行分など 1964年
訳者石井桃子による訳語
ミッフィー
講談社刊行分、テレビアニメなど 1979年
1960年にイギリスで英語訳版が発売される際に付けられた英語風の名前
ただし、日本においてもナインチェという名前がまったく使用されていない訳ではない。例えばフェリシモの商品カタログ「ミッフィーとおともだち」(2003年に休刊)では、オランダ直輸入のキャラクター商品に対して「ナインチェ」が使われていた。また、ハウステンボスには、ナインチェ関連商品専門の売店「ナインチェ」がある[3]。
2005年4月時点で、日本での絵本のタイトル数は福音館書店刊行の「うさこちゃん」が14冊、講談社刊行の「ミッフィー」が12冊。売上上位3冊のトータル部数は「うさこちゃん」が537万部、「ミッフィー」が17万5000部と「うさこちゃん」が圧倒するが、キャラクターブームに伴って他業種からキャラクターグッズが相次いで発売され、近年では「ミッフィー」の方が身近になっているといわれる