801サロン@チラシの裏避難所 1111枚目 #660

660名無しさん@Next2ch:2016/10/10(月) 03:13:18.42 ID:???


米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のAbraham Palmer氏らの研究グループである。米国立衛生研究所(NIH)が
一部の資金を提供して行なわれた今回の研究
http://www.nature.com/npp/journal/vaop/naam/abs/npp2016197a.html
だいたいの翻訳

大規模解析に際しては「健康と退職および加齢」に関連する諸問題に着目した米国立加齢研究所(NIA)の協力のもと
50歳以上の男女1万1000人を対象に行われた。
 
 被験者を50歳以上の男女としたのは、Palmer氏らが「一時的な孤独感」ではなく、「生涯にわたる孤独感」の原因究明に
着目し、解析に挑んだからに他ならない。

 まずは全被験者に対し、「他人との交流がないと感じる頻度はどれくらいか?」「自分が仲間外れにされていると感じる
頻度のほうはどうか?」、さらに「他者から孤立していると感じる頻度についてはいかがか?」などの基本的な質問を投げかけた。
次いで、各回答者の遺伝的背景がつぶさに検討された。

 その解析の結果、生涯にわたり孤独を感じるという傾向層のうち、どう見積もっても14~27%の割合で「遺伝的形質による
影響の可能性」が読み取れた。
 「家族構成が同じ親しい友人同士がいたとして、片方は自身が適切な社会的関係を築けていると感じている。
しかし、もう一人の友人のほうは必ずしもそうではない場合がある。『孤独感の遺伝的素因』があるというのは
そういう意味合いである」

 研究によれば、そうした孤独感は慢性的な神経症や抑うつを伴なう傾向が認められたという。
類似の先行成果としては、一昨年、中国の北京大学が発表して話題を呼んだ「孤独遺伝子」の発見がある。
そちらは「恋人の有無が分かれる年頃」である中国人学生600人を対象に選び、彼らの頭髪サンプルから遺伝子が解析された。

 その結果、中枢神経系にあるセロトニン受容体(Serotonin receptor、5-HT receptor)が特定の種類である人の場合
別の種類の人たちよりも「恋人がいない」確率が高かったという。被験者600人のうち、遺伝の影響下で特定タイプを
持つ人の「恋人あり」率は39%、それに対し、もう一方のタイプの後者層は同50.4%と勝っていたそうだ。

 前者のタイプはセロトニン(別名「幸せホルモン」)の生成が少なく、社交面でも心の壁を抱えやすくて
うつ病などに罹りやすいとされている。

 一方、この孤独遺伝子の存在理由に関しては負の面ばかりでなく、「伝染病などで種が絶滅してしまわぬよう
ある種『ノアの箱舟』的に存在している遺伝子なのではないか」と唱える研究者もいる。

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