葉庵笛「おれはいとこの尾根千夜と長野のペンションで行われるチラシちゃんオフ会に参加することとなった
真冬の長野は雪深く調達が間に合わないとかで食料はピルクルとこほぢけぇれしかない
参加者の女はみな『はぁん』『ふえぇ…』『どくだみハブ茶プーアル～こーてちゅしゃ』などと呟き
そうでないものは『ブクマちゅかないんでしゅ！続きかけましぇん！』『はぁんよちよち』『ちょっとだけおないた』『ちょっとだけですぞ』などと抜かしている
男は少ないがそのすべてがホモである
以前からの知り合いなのかと思いきや今日のオフ会で知り合い運命につがわされたのだという
かく言う千夜もそしておれも出会ったばかりの男に一目惚れしてしまい到着して30秒で処女を散らした
こーてちゅしゃというのは呪い歌なんじゃなかろうか
でもまいいや おれはかれぴができてはっぴっぴ～
なんてうかれていた夕食後に入り口の扉を叩く者がいた
みんなはぁんふぇぇとつがいのちちくりあい状態だったのでおれが扉を開けた
吹雪のなかにその女は立っていた
女は布団をマントのようにかぶっていてこてちゅしゃのような肌と90年代前半CLAMPのような広い肩幅を持っていた
相対的に腰…ほっせぇ…
すると女はﾆﾁｬｱｧｧと微笑んだ
『ふとん×わらし…』
『え？』
『覚えておいでですか？あの日あなたをブロックした民草でございます…』
それが長野のペンションではじまる惨劇のはじまりだったのだ――」