パが中1のころ。
釣りをしているパ。
いつの間にかとなりに5歳くらいの女の子がいる。
ブ「おにーちゃん、おしっこ」
パ「え?なに?おまえ、親いないの?わー、こんなとこでするなよ、って
おまえ男の子なの?わー、びっくりした。なんでスカートはいてんの?
あー、でも可愛い子だなー、うちにも妹いるけど、このくらいの年の頃の方が可愛かったなー」
ブ「おにーちゃん、遊んで」
パ「え?おでいま釣りしてんだけど。ま、いーよ、何して遊ぶ?」
そのとき、ブの親が迷子のブを見つけて駆け寄ってくる。
ブ「おにーちゃん、バイバイ。今度あそぼーね」
親と手をつなぎながら振り返りパに小さな手を振るブを、見送るパ。
パ「男だったけどかわいー子だったなー。あーいうのが美少年に成長してモテたり、芸能界入ってアイドルになったりするのかね」
と、釣りを再開するパ。
ふたりともそのことはすっかり忘れて、再会するのはそれから10年以上先のこと。
おわり。