ダッカ市内には、アメリカンクラブ、ジャーマンクラブ、ノルディッククラブといった外国人クラブが存在する。このクラブは、特定国の国民を対象に、飲酒ができるレストランやテニスコート、プールなどのレジャーを提供すること目的に作られた施設である。
さらに、このクラブの敷地は当該国の大使館の所有地となっていて、外交特権も与えられている。つまり、アメリカンクラブの敷地内はアメリカ合衆国と同様なのだ。クラブ敷地内に入るには電子ロックで阻まれた入り口で身分証明書の提出が求められ、敷地は高い塀で囲まれて常に警官隊が常駐している。
この「クラブ」を、日本も、イタリアも所有していないのだ。そのため必然的に一般のレストランで飲食することになり、ソフトターゲットとして狙われやすくなってしまう。