「殴れるものなら殴ってみなさい」パキスタンで怒りの声。夫が妻を「軽く殴打してもいい」法案とは
中東の国パキスタンで、夫が妻を「軽く殴打する」ことを認める法案が提出された。
ワシントン・ポストによると、問題の法案はパキスタンで影響力があるイスラム教組織「イスラム・イデオロギー評議会」の提案の一部。同評議会は各種法案のイスラム教の教えとの整合性に関してパキスタン政府に助言を与える組織だ。
同評議会は、性的交渉の拒否や夫の意にそぐわない服装をしたり、性的交渉後や生理期間後に体を洗わないなどの無礼に対して、夫は妻を「軽く」殴ってもよいと提案している。
パキスタンの写真家ファハド・ラジュパ氏は、しつけの意味合いで夫が妻を「軽く殴る」ことを許可する法案が出されたことを初めて耳にした時、「これは憂慮すべき事態だと思いました」と語った。