>>887
【死亡者】
2歳2ヶ月の男児。実父、実母との3人暮らし。
【虐待の状況】
某年4月15日午後4時頃から、母親が死亡者(当時1歳3ケ月)が泣き止まないことに立腹し、顔面、背面に噛みつき、顔面を足で踏みつけ、頸部を締め上げる等を繰り返した。その直後から死亡者の眼球が上転し、意識の消失があったにもかかわらず放置していた。同日午後7時になり、母親が怖くなったため救急車を要請、午後7時55分病院に搬送された。
【入院後の経過】
病院到着時、自発呼吸および対光反射はあるものの、意識レベルはJCS200で頭部CTで軽度の脳浮腫を認めた。入院後、脳浮腫に対する治療を開始したが、入院3日目に自発呼吸停止し人工呼吸管理開始、その直後から対光反射の消失、平坦脳波を認めた。諸治療による全身状態の管理を行うも、入院348日目(脳波平坦確認後346日)に心拍停止し、死亡確認された。