こんのの言葉に、俺は心底申し訳ない気持ちになった
俺はこいつよりずっと年上だから、なんだかんだいって、こんのはずっと
俺の意見を受け入れてくれた。
だから今も、泣いてる俺の気持ちを汲んで…
正直、俺は、こんのに拒絶されても、仕方ないと思ってた
怖かった
でもこいつから拒まれたとしても、それは全部俺のせいで…
なのにこんのは
俺は、早く、ダメな自分を、愚かな自分を、変えなくちゃならない…
もう何もかもばれてしまったんだから、俺が、自分を変えなくちゃ…
ねえ、何持ってるの
と、こんのが、俺のシャツの胸ポケットの膨らみを触った