>>37の続き
低く男らしくなった弟の声を耳元で聞き、思わず鼓動が早くなる兄
慌てて弟の方に向き直る
パ｢そ、そーだなーおでもずっとお前と遊んでたいよー、お前が奥さん貰うなんてことになったら寂しいよーおでのひどきだからさー奥さんができてもたまには遊びに来てくれよなほんとにー！！｣
冗談交じりに笑いながらまくしたてるパ兄を切ない目で見つめる弟
少しの沈黙が流れる
ブ｢…兄ちゃん｣
弟の手がパ兄の頬にそっと触れる、みるみる赤くなる兄、吐息がかかるほどの距離に互いの顔
ブ｢...おれ、兄ちゃんのことが、す｣
ピーーーーーーー
お湯を沸かしていたヤカンからけたたましい音が鳴る
パ｢あ！！危ない危ない！あーびっくりしたね！！｣
弟の手からパッと離れコンロの火を止めるパ兄
パ｢ほ、ほだーもう、ね！夕飯作ってるとこなんだからさー邪魔しないで、先にお風呂でも入っててよ...ひどきの好きなオムライスだからさ今日は｣