喜劇王4 #702

702693:2016/04/09(土) 14:44:39.23 ID:???

駄文投下しやす。泣き笑い萌えなんで性描写少なくてすまん。



「ふ、」「ふふ……」
ベッドの中で二人で顔を見合わせて思わず笑ってしまう

嵐みたいな衝動に駆られて乱暴にしてしまったが、してる俺もされてるこいつもどっちも泣いてた
端から見たらさぞかし間の抜けた光景だっただろう

俺はこいつに会ったら何か言ってやろうと思ってたんだ
あれだけの事をしでかして、周りにも散々迷惑かけて、そもそもお前は俺に対してどう思ってる訳?
恨み言の一つくらいブチまけたって当然だろう
そう思ってたんだが、突然俺の家にやって来たこいつの顔を久々に見たら、口を開こうとしても涙が溢れてきて言葉が出なかった

「ごめん……ごめんね……」
詫びながら、泣いてる俺を抱き締めてくるこいつも泣いていた
うるせー触んな、カッコ悪い、泣いてる俺を見んな
怒りとも憎しみとも愛しさともつかない感情が沸き上がってきて、俺はこいつの髪を付かんで噛み付くように口で口を塞いだ
「んん……っ?!」
八重歯がガチンと当たって俺の唇は切れたがそのまま貪るようにキスを続けて床に押し倒した
俺は泣いてるこいつのズボンとパンツを一緒にひっぺがして、自分も泣きながら下だけ脱いだ
こいつは茫然としながらも全く逆らう様子を見せずにされるがままになってる
こんな状況でも勃起ってするんだなぁ…と少し自分を不思議に思いつつ俺は泣きながらこいつを犯した

「……ベッドに、いこ、」
乱暴に呆気なく1ラウンド目を終えた俺の頬に手を添えて少し笑いながらこいつは小さな声で言った
「………ん、」
2人とも下だけ裸で顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだったがそのままそっとキスした
「くち、切れてるよ」「ん、あぁ……」
俺がティッシュの箱を手にとって唇の血を押さえたらこいつは思いっきり鼻をかんだ
ムードねえなぁ…と苦笑いしたけど俺も鼻をかんで顔をごしごし拭いた


場所をベッドに移して今度は2人とも裸になって続きをした
朝まで何度も何度もしたけど2人とも疲れ果てて眠りそうになるまでずっと涙が止まらなかった

このまま眠ってしまったら、目を醒ました時にまたこいついなくなるんじゃないか?と不安になったので、
今まで言おう言おうと思ってたがまだ言ってなかった事をこいつに言っておこうと決意した

「……………好きだ。」

俺は小さな声で勇気を振り絞って言った。散々セックスした後に言う事でもないが、でも言っておきたかった
いるのが当たり前だと思ってた
ずっと続くと思ってた『当たり前』が意図も容易く消し飛んでしまうといい事実を俺は目の当たりにしたから

俺に腕枕されながら顔を見合わせて目を丸くしたこいつはちょっと間を空けて小さな声で一言

「おでも、好き。」

と笑いながら言った

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