覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された清原和博容疑者は、
おととし週刊誌に薬物疑惑を報じられたあと表舞台から遠ざかっていました。
そうしたなか、去年3月NHKが復帰を目指していた清原容疑者に当時の心境やその後の活動について話を聞きたいと取材を申し込んだところ本人が応じました。
この中で清原容疑者は、
「引退したあと、自分の気持ちをコントロールするのがすごく難しかった。
9歳から30年以上ずっと野球のことばかり考えてきて、
野球選手としての清原和博が終わった時に、俺はどうしたらいいのかと思うようになった。
最後は膝の故障で納得して辞めたが、引退後は1日をどう過ごしていいのかが分からなくなった。
野球選手としては悔いがなかったが、引退後は心に穴が開いた感じだった」などと現役を退いたあとの喪失感などを語っていました。
苦しみから逃れたいと生活が乱れていったといい、
「野球というものがなくなり何も戦うことがなくなって、大量にお酒を飲んでしまったり
、家族に会う時間もないほど荒れていた。今は、離婚して子どもともあまり会えなくなり、
野球の仕事がなくなって、何もすることがない。この部屋にいて天井を見ているだけです」などと話していました。