あいつが記憶喪失になった…。
「君誰?」と微笑むあいつの前で俺は何も言えなかった…。
俺は恋人であることを隠すことにした…。
辛かった…。
「どうして一緒に住んでるんだオレたち」
なんて笑顔で聞かれたけど、とても真実なんて話せなかった…。
そのまま俺達は友達に戻った。
戻ったはずだった……。だけど…
「おい! これは一体!! どうしてオレたち……キスなんか……」
見られてしまった…。両想いになって初めてのデートの時に取ったプリクラ…。
二人でキスして、『ずっと一緒』なんて書いてある…。言い逃れできない…。
「ごめん○○。ずっと隠してて……。俺、お前の前から消えるよ……」
「そんなこと言わないでくれ!! オレ、はじめて君を見た時から……君のこと……」
「えっ」
「ところでなんか記憶戻って来たみたい」
「なにそれ急展開」
そしてその夜、俺達は久々に恋人としての夜を過ごした……。
もう……俺達は離れたりなんかしない……。
END(これで400文字弱)
↑こんな感じの「細かい部分は各自適当に想像しといてください系超大作」
は意外と伸びる