801サロン@チラシの裏避難所 258枚目 #485

485名無しさん@Next2ch:2015/07/17(金) 15:38:45.62 ID:???

>>474

614 名前:彼氏いない歴774年@転載は禁止 [sage] :2015/07/14(火) 16:26:22.52 ID:kMRNgekw
うちは父と父の母(以下祖母)、母と私の4人家族だった。
幼い時から家庭内の空気が重く、私は毎日息を潜めていた。
父は朝も早いが帰りも早いトラックの運転手だった。
小学校が終わって家に帰ると、父もだいたい同じ時間に帰ってきていた。
祖母は土木作業の手伝いみたいなことをしていた。
母は仕事が忙しく、夜が遅かったので、ほとんど記憶にない。
父は酒乱で、いつ叩かれるか、いつちゃぶ台がひっくり返るか、予測できなかった。
母は「飲んでないときはいい人なんだけどねえ」っていつも言っていたが、私には「いい人」だった時の父は記憶にほぼない。
祖母は一瞬で機嫌の変わる人で、さっきまでヒステリックに私に怒鳴っていたかと思えば、次の瞬間にはペットでもかわいがるかのように、お菓子やおこずかいをくれていた。

祖母と父と私で夕飯を取るとき、父はすでに酒を飲んでおり、祖母にグチグチと嫌味や箸の上げ下ろしにまで文句をつけていた。
祖母が少しでも言い返せばちゃぶ台がひっくり返り、なぜか私が叩かれる羽目になるので、いつも祈るような気持ちでご飯を飲み込んでいた。
それでも5回に1回はちゃぶ台がひっくり返った。
父は祖母に大声で文句を言い、寝室に大きな音を立てながら歩いていき、ついでに私の頭を叩いていった。
祖母は散らかったご飯や食器を集めながら、なぜか私を責めた。
母が帰ってくるのは片付けも終わり、父が寝た後で、父が暴れたことも、私が叩かれたことも知らないままだった。

小学3年生の頃、ある日、父が子犬をもらってきた。
同じ会社の人が繁殖させた、かわいいマルチーズだった。
私は夢中になり、毎日、子犬と一緒だった。
そんな日が2カ月ほど続いたころ、父が「明日、犬を捨ててくる」と言った。
理由は何でもよかった。
「懐かない」でも「勉強もせずに犬にかまけている」でも。
次の日、犬はいなくなった。
しかしその半年後、また父は同じ人からマルチーズをもらってきた。
私は勉強を必死にやって全教科満点を維持し続け、父に懐くようにエサや散歩の時「父はいい人だ」と犬に言い聞かせた。
しかし、また犬は捨てられた。
後日、父はこの犬達のことを「本当に大事にしていたなら身を挺してでも守ったはずだ」と私にせせら笑いながら告げた。
その日から私は、自分が守らなくてはいけないものを作らないようにした。
守れないのなら、持たないのが一番だと思った。

615 名前:彼氏いない歴774年@転載は禁止 [sage] :2015/07/14(火) 16:26:50.70 ID:kMRNgekw
高校から進学するときも、徒歩圏内にある有名な大学以外は認めないと急に言い出した。
しかし、そこには私が勉強したい学部がないことを告げると、だったら学費は一切出さないと言った。
奨学金も借金だから認めないと言い張り、私はバイトで何とかまかなえる専門学校に入学を決めた。
しかし、入学金を作るために始めたバイトは、「あんたが家にいないと父が暴れて大変だ。仕事で疲れて帰って、あんな状況(荒れた部屋)見たくない」と母に言われ、1週間で辞めた。
学費は母が払ってくれた。

それから大人になるまで、家でのことはほとんど思い出にない。
思い出は全部、外で作った。
大人になってから、就職して、それなりに実績も作り、褒められるようになった。
外の人のほうが優しいのだなと思った。
父は私が褒められると、その人と私がいかが

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