801サロン@チラシの裏避難所 239枚目 #420

420名無しさん@Next2ch:2015/07/07(火) 00:25:19.66 ID:???

牛郎織女の神話
牛郎は誠実で正直な働き者の若者で、父母が死んでから兄夫婦に頼って暮らしていたが、兄嫁がよくない女で、
たった一頭の老いた牛と、おんぼろの大八車、痩せた二ムー(一ムーは六・六七アール)の土地を分けてやって、
分家させてしまった。牛郎は自活する羽目におちいり、老いた牛を身内のように大切にして、「牛の兄貴」と呼んでいた。
牛は牛郎が一人ぽっちなのを見て、嫁を世話してやろうと思い、某月某日に七人の天女が下界に降りてきて遊び、
天の河で入浴するから、もしそのうちの一人の天女の服を盗んだら、その天女が彼の妻になると教えてやった。
牛郎はその言いつけ通り、ある月のおぼろな晩に、織女の服を盗み、それから二人は夫婦になり、
夫婦仲もむつまじく、三年のちには男女二人の子宝までもうけ、仕合せな生活を送っていた。
ところが、娘が下界で暮らしていることを知った天帝は、王母娘娘をつかわして織女を天に連れ戻し、その罪をただした。
こうして仲の良い夫婦は残酷にもあいだを裂かれてしまった。牛郎は天に登るすべもなく、死ぬほど悲嘆にくれていた。
「牛の兄貴」はこの悲劇を見るに忍びず、自分の角を折って船にし、牛郎に二人の子供を連れてその船に乗り、
雲をかきわけ霧を散らしてそのあとを追いかけさせた。ところが、もうひと息という時に、残忍な王母娘娘は
頭からカンザシを抜いて二人のあいだに線をひいた。空には同じに波の荒れ狂う天の河が横わたり、
牛郎と織女は互いに渡ることができず、河水をへだてて見つめあうばかりだった。二人のゆるぎない愛情に
感動した心のやさしい鳳凰は、天下のかささぎを呼び集めて、波の高い天の河にかささぎの橋をかけ渡し、
夫婦はついに七夕にめぐり会うことができた。伝説によると、この日になると空から数えきれないほどの
鳥の羽根が舞い落ちてくるが、これは天下のかささぎがみな天の河に集まって橋を造り、牛郎と織女に渡らせるためだという。

元々はロミジュリみたいな話だった七夕伝説だよぉ

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