巨大小惑星「2014-JO25」、今月19日に地球に最接近
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170415-00000006-jij_afp-sctch
【AFP=時事】今月19日、猛スピードで太陽の周りを回っている巨大な小惑星が
不安を感じさせるほどの至近距離まで地球に接近する。
小惑星「2014-JO25」は直径約650メートル。スペイン南端にある英領ジブラル
タル(Gibraltar)の岩山「ジブラルタルの岩(Rock of Gibraltar 高さ426メートル)」
ほどの大きさだ。
米航空宇宙局(NASA)は、「地球に衝突する可能性はないものの、この大きさ
の小惑星としてはかなり地球に接近する」としている。
2014-JO25は、地球から180万キロの距離を通過する見通し。これは地球から
月までの距離の5倍近くに相当する。
小さな小惑星が地球に接近することは週に数回あるが、これほど大きな小惑星
が地球に近づくのは小惑星トータティス(Toutatis、直径約5キロ)が地球に接近
した2004年以来。この時トータティスは地球と月の間の距離の4倍弱に相当する
距離まで地球に近づいた。
太陽の周りを回る2014-JO25は地球に最接近した後、木星のそばを通って再び
太陽系の中心部に戻っていく。前回2014-JO25が地球に接近したのは400年前で、
次に接近するのは西暦2600年より後になる。
2014-JO25は表面の反射率が月面の約2倍であることも分かっている。そのため
接近時の1~2日間は夜間に小型望遠鏡でも観測できるという。
【翻訳編集】 AFPBB News