日系2世の米柔道指導者、ヨシヒロ・ウチダさんが、米西部カリフォルニア州のサンノゼ州立大などによると27日に死去した。104歳だった。亡くなった場所や死因は公表されていない。柔道が五輪の正式競技となった1964年の東京五輪で米国代表監督を務めるなど米国で柔道の普及に貢献した。
20年、日本人移民の両親の下、カリフォルニア州カレクシコで生まれた。10歳の時に柔道を始め、サンノゼ州立大在籍中の40年に大学の柔道コーチに就任。第二次大戦で陸軍に従事した後、再びコーチに就き、多くの強豪選手を育てた。
全米規模の柔道大会の開催に尽力。サンノゼにある日系人街の活性化にも取り組んだ。(共同)