7月3日から始まる新紙幣について、街からは疑問の声が寄せられた。新紙幣は大手メガバンクでは3日から両替可能で、自販機やATMなどの対応も進められている。また、旧紙幣には使用期限はなく、特定の番号の新紙幣は高い価値を持つという。
【画像】過去に82万円で落札された樋口一葉の5000円札の番号
新紙幣の大きさは変わらず
7月3日から始まる新紙幣について、街で取材してみると様々な疑問の声が上がった。
まず、新紙幣はどこに行けば手に入るのかという疑問だ。
大手メガバンクでは、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行全てが、原則4日から新札に両替すると新紙幣を手に入れることができるという
3日の前に手に入れる“フライングゲット”については、金融担当記者に聞いたところ「絶対ムリ」との回答で、フライングゲットは不可能だという。
新紙幣の大きさは、1万円、5000円、1000円とそれぞれこれまでの大きさと同じだという。
新紙幣を銀行で手に入れたとして、自動販売機などの対応が追いついているのだろうか。
日本自動販売システム機械工業会によると、新紙幣が発行される3日時点で新紙幣に対応しているATMなど金融系機械は9割以上で、鉄道・バスの券売機は8~9割対応しているという。
一方で、飲食店の食券の自販機は5割、飲料の自販機に至っては2~3割程度しか対応していないという。
当分、新紙幣と旧紙幣が混在することになるが、旧紙幣は、いつまで使えるのだろうか。
お札は、法律で「無制限の強制通用力」があることが定められており、法律上の特別な措置がとられない限り、新紙幣が発行された後も現在発行されている旧紙幣が使えなくなるという予定はないという。